こんにちは、フィスコリサーチアナリスト飯村真由の「マネックス証券の気になるレポート」です。先週末の米国経済指標の発表は予想を下回るものでしたね。さて、マネックス証券の「メールマガジン新潮流」が、5月15日に配信されました。その中から今回は、同証券のチーフ・ストラテジスト、広木隆氏のレポート「今週のマーケット展望」の内容をご紹介いたします。

広木さんは今週の動きについて、『日本は決算発表もほぼ一巡して手掛かり材料不足。週を通じて上値の重い展開となりそうだ。主な予定を確認すると、中国では15日に主要指標の発表集中日を迎える。4月の鉱工業生産、小売売上高、1−4月固定資産投資が発表される。ユーロ圏では16日に1−3月期の実質GDP成長率(改定値)が発表される。米国では16日に4月の住宅着工件数と鉱工業生産の発表がある。日本では17日に3月の機械受注が発表される』と伝えています。

続けて、『今週の経済指標で注目は18日に発表される日本の1-3月期の国内総生産(GDP)速報値。民間シンクタンク11社が予測した1‐3月期のGDPの平均は、実質で前期比0.5%増、年率換算で1.9%増。この通りとなれば約11年ぶりに5四半期連続のプラス成長となる。アジア向けなど輸出が伸びたほか、個人消費が持ち直したことが背景にある』とまとめ、米国については『トランプ米大統領によるコミー前米連邦捜査局(FBI)長官の電撃解任がどのような展開をみせるか不透明感が高まっている。米大統領選へのロシア関与疑惑を巡る捜査を妨害するためだとの臆測が広がるなか「第二のウォーターゲート事件」に発展する懸念も台頭、政権を揺るがす火種となりかねない』との見解を述べています。

最後に、『円安も思ったほど進まないなか、外需銘柄は買われにくい。今週は基本的に調整局面、物色の中心は内需ディフェンシブ系だろう』と言及しています。

飯村真由の「気になるレポート」はマネックス証券の「メールマガジン新潮流」に掲載されたレポートを飯村真由の見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合があります。詳細は発行人のレポートをご確認くださいね。

フィスコリサーチアナリスト飯村真由




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情報提供元: FISCO
記事名:「 今週のマーケット展望「決算発表一巡で材料難 上値も重い展開か」~マネックス証券チーフ・ストラテジスト広木隆氏(飯村真由)