こんにちは、フィスコリサーチレポーター花田浩菜の「SMBC日興証券の気になるレポート」です。

欧州時間入り後に米金利の上昇を材料にドル買い円売りの動きが進行しましたね。5/10付けの「主要通貨デイリー」では、今後のドル円相場についてまとめられていますのでご紹介します。

同レポートではまず、文氏の韓国大統領就任について『北朝鮮に融和的とみられている同氏の大統領就任により、米国の北朝鮮に対する圧力を通じた外交による効果が弱まるようであれば、地政学リスクが再浮上する可能性が一部で懸念されている』と紹介しています。

続けて、『もっとも、これまでドル円の上値を抑えてきた仏大統領選を無難に通過したことを受け、ドル円は短期的な節目を突破。9日に約2ヵ月ぶりに114円台を一時回復するなど、底堅さを増している。投資家の不安心理を指数化したVIX指数は8日に1993年12月以来の水準まで低下しており、韓国大統領選に対する市場の警戒感は高くないことが窺える。こうした状況を踏まえると、米国の北朝鮮に対する外交の影響力が低下した場合でも、過度なリスク回避色の強まりによるドル大幅下落は回避されるとみている』と考察しています。

続けて、『目先のドル円を占う上で、来週にかけて相次ぐFOMC(連邦公開市場委員会)メンバーの発言に注目される。FOMC後の講演となるため、6月利上げやFRB(連邦準備制度理事会)のバランスシート縮小開始のタイミングに関する発言に着目したい。市場は既に6月利上げをほぼ織り込んでいるが、年内計3回の利上げは十分に織り込んでいない。先行きの利上げに前向きな姿勢が示されれば、ドルの押し上げ要因となろう』と分析しています。

詳しくは5/10付けの「主要通貨デイリー」をご覧になってみてください。

また、面白いレポートを発見したらご紹介しますね。

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フィスコリサーチレポーター花田浩菜




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情報提供元: FISCO
記事名:「 VIX指数が歴史的な低水準となるなかドル円は一段と底堅さを増すか、SMBC日興証券(花田浩菜)