農業総合研究所<3541>は27日、子会社の世界市場(本社:東京都港区)が、海外需要開拓支援機構(本社:東京都港区)により、最大3.66億円の投融資を受けると発表。本件に伴い、中間持株会社として世界市場ホールディングスを設立し、世界市場はその子会社に異動する。

農業総合研究所は、日本や世界から農業がなくならない仕組みを構築することを目的とし、生産者とスーパー等の小売店を直接つなぐ流通である「農家の直売所」事業を展開している。世界市場は、農業総合研究所経由で仕入れた日本の農産物を香港や台湾等アジアを中心にテストマーケティングを継続的に実施し、国際輸送にかかる鮮度保持技術、コスト、現地消費者の品質や販売価格の許容範囲等を検証し、一定の成果を出している。農業総合研究所は、世界市場を通じて、現地の顧客層と消費量を拡大し、獲得した外需を国内の生産者の手取りとして還元する仕組みを構築する。また、この仕組みを広く活用可能な輸出拡大プラットフォームとして充実させ、日本の農産物おける販路拡大を促進する狙いだ。これらを実施するために今回の資金調達に至ったとしている。




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情報提供元: FISCO
記事名:「 農業総合研究所---子会社の資金調達を発表、日本の農産物における輸出販路拡大を促進する