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地政学リスクが台頭し、リスクオフの中原油が堅調です。白金も動いています。今日は白金についてレポートしますね!
松永さんは12日に、『久しぶりに東京白金の上げ幅が目立ちました。南ア政局不安が解消されるとの観測から南アランド高となり、NY白金の電子取引が上昇しました』と伝えています。白金のほとんどが南アフリカに生産を依っているため、南アフリカ通貨であるランドが上昇すると白金価格も上がるわけですね。
南アフリカについては、『3月30日の内閣改造で市場から信頼性の厚いゴーダン財務相を解任したことを受けて、与野党の反発が高まって与党アフリカ民族会議(ANC)内の分裂を生み、そうした政局不安から格付け会社のS&Pとフィッチによる南アソブリン債の格下げが発表されました。南ア中央銀行は10日、格付け会社による格下げを受けて南アランド売りが進み、インフレが加速する恐れがあることを警告しております』とまとめています。
今後の白金価格については『ズマ大統領が解任されることになれば、先日解任されたゴーダン氏を再び財務相に就任させ、投資からの信用を回復させることになりそうです。ここは、東京白金に対する強気な見方も一考ではないでしょうか』との見解を述べています。
白金価格とともに南アフリカのニュースにもアンテナを張っていきたいですね。
上記の詳細コメントは、ブログ「松永総研~北浜の虎と呼ばれた男~」の4月12日付「白金市場」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。
フィスコリサーチレポーター 三井智映子
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