トランプ大統領は6−7日にかけて、中国国家主席をフロリダ州にある大統領所有のリゾート施設「マーアーラゴ」に招待。スパイサー報道官によると、両首脳は、第1に地域の地政学的リスクで北朝鮮や台湾、第2に経済、第3に貿易改革、といった2国間で共有する問題を協議するという。通貨問題も議題になると見られる。前回の為替報告では法規制(Trade Facilitation and Trade Enforcement Act of 2015)に従って、米国財務省は現時点で3つ全ての条件、クライテリア(1:対米国の貿易黒字が200億ドル以上、2:経常黒字がGDPの3パーセント以上、3:この1年間のネットの為替介入額がGDPの2パーセント以上)を満たしている国、経済は無いことを確認した。しかし、中国、日本など6か国が監視リストに挙げられた。米国の貿易改革では、中国だけでなく日本も標的とされるとの警戒感も根強く、米国の金利先高感が強いにもかかわらずドルが当面伸び悩む可能性がある。