ヤクルト本社<2267>は30日、江蘇省無錫市に支店を設立すると発表した。市内のスーパーなどの店頭で、乳酸菌飲料「ヤクルト」「ヤクルトライト」の販売を開始する方針。販売開始は7月を予定している。
今回の支店設立により、中国の販売拠点は37カ所に増加。これまで、無錫市とその周辺エリアは、蘇州支店(江蘇省)や近隣の支店から販売してきたが、支店設立を通じて販売体制を充実させる。
現地法人の養楽多(中国)投資公司(中国ヤクルト)を通じ、同社は2002年から広東省広州市でヤクルト生産に乗り出した。その後、06年に上海市、11年に天津市でそれぞれ生産を開始。中国本土の販売成長、販売エリアの拡大に対応し、生産能力を段階的に増強してきた。直近では14年3月に広州第2工場、6月に天津第2工場、15年6月に無錫工場がそれぞれ稼働。生産態勢をさらに拡充した。

【亜州IR】



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情報提供元: FISCO
記事名:「 ヤクルトが中国拠点を増設、無錫に支店設立