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金融誌「清華金融評論」に掲載された論説文の中で明らかにしたもの。中国の政策は長期にわたって、“お金を使って安定を買う”という傾向が強く、公共の資源が過剰に使用される副作用があると指摘した。「中立的」な金融政策を実施することは、“お金をお金に投資する”ことを防ぎ、非合理的なレバレッジ行為を防ぐために効果的だと強調した。
なお、今週末の3月5日にスタートする全国人民代表委員会(全人代、国会に相当)の開幕式では、李克強・首相が「政府活動報告」を読み上げ、2017年のGDP成長率の目標値などを明らかにする予定。市場関係者の間では、同目標値が昨年の「6.5~7.0%」から「6.5%前後」に引き下げられるとの観測が浮上している。
金融リスクや不動産バブルの防止に力を入れる政府の方針が、経済成長のペースに大きく影響する見通し。中国共産党と国務院が昨年12月に実施した中央経済工作会議では、17年は「金融リスクの防止」をより重要な政策課題に据えることや、不動産市場の安定的かつ健全な発展を促す方針が確認された。
【亜州IR】
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