内陸部の河南省鄭州市に、中国2カ所目の「ディズニーリゾート」が建設される——との観測が流れている。早ければ年内にも着工されるとの思惑も浮上しているという。河南商報が13日に伝えた。
鄭州市政府はこのほど「河南省の2017年重点プロジェクトの投資と着工の任務配分」を発表。合計183件、総額4300億人民元(約7兆1000億円)規模のプロジェクトを着工させる方針を示した。このなかに「華特・迪士尼鄭州項目(ウォルトディズニー鄭州プロジェクト)」の誘致が含まれていたという。
中国では、26年6月16日に「上海ディズニーリゾート」が正式開園した。上海ディズニーは14年4月、上海市浦東新区で着工。敷地面積は390ヘクタールで、香港ディズニー3個分に相当する。初期投資額は290億人民元(約4800億円)。プロジェクトは米中合弁で手がけ、合弁会社(上海迪士尼主題楽園公司)に対する出資比率は、米ウォルト・ディズニーが43%、国有の中国申迪集団が57%という構成だ。米国に次ぐ世界2番目の広さのディズニーパークとなる。

【亜州IR】



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情報提供元: FISCO
記事名:「 中国第2ディズニーの着工観測浮上、河南省鄭州が名乗り