中国はフィリピンに対し、年内に総額5億米ドル(約561億円)の武器を販売する。中国側の提案をロドリゴ・ドゥテルテ比大統領が受け入れた。デルフィン・ロレンザーナ国防省は、すでに誘導ミサイル、高速艇、無人飛行機などを主とする要望リストを提出。関係者を訪中させたうえで、実物の軍事兵器を見定める予定という。環球時報が9日、外電情報として伝えた。
長期借款を用いて支払う。中国は25年の低利融資を提案したという。
フィリピン同盟国の米国は非難しているものの、中国はフィリピン政府が進める「麻薬撲滅戦争」を支持する立場。昨年12月には、1400万米ドル相当の武器供与を申し出た。反麻薬と反テロリズムの政策を推進する方針という。今回の5億米ドルには、中国側が昨年12月に申し出た1400万米ドル相当の軍事援助は含まれていない。
ドゥテルテ大統領は昨年10月の訪中時、軍事・経済面での米国との決別を宣言し、中国を喜ばせた経緯がある。

【亜州IR】



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情報提供元: FISCO
記事名:「 中国がフィリピンに武器供与、ミサイルや無人機など総額5億米ドル