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鍾氏は今回、「室内の空気と幼児の健康」と題して講演。乳幼児は大部分の時間を室内で過ごすため、自宅の空気の優劣が発育に大きな影響を与え、病気を誘発する恐れがあると警鐘を鳴らした。
鐘氏によると、夏に病気になる子どもが多いのは、エアコンのフィルターに多数のダニが付着しているため。広州市では、ダニ過敏症でぜんそくを発症する児童の数が過去20年間で2倍に急増しているという。また、肺炎で死亡した5歳以上の児童のうち、50%が室内の粒子状物質が原因だった。
鐘氏はまた、中国環境保護協会の資料をもとに、白血病にかかった子どものうち90%は、自宅で内装工事が行われていたと指摘。また、中国の80%の家庭でホルムアルデヒドが基準値を超えており、室内の環境による死者は年間11万1000人にも上るという。
【亜州IR】
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