民進・金子氏(前参議院議員)は「トランプ次期大統領が、『なぜ一つの中国という政策に縛られなければならないのか分からない』と発言。先日、習近平への伝令に使った親中派キッシンジャーは真っ青だろうが、まさにその通りだ。今後の展開は読めないが、東アジアの安全保障について、わが国もゼロから戦略を組み直すべきではないか。」とツィート(12/12)

報道によると、ドナルド・トランプ次期米大統領は11日、米フォックス・ニュースとの改憲で「一つの中国」政策について疑問視する発言に及んだ。トランプ氏は、「通商を含めて色々なことについて中国と取り引きして合意しない限り、一つの中国政策に縛られなければならない理由が分からない」と述べた。米国は1979年に台湾との国交が途絶えており、台湾を分離した省とみなす中国の「一国二制度」方針を尊重してきた。豪州、NZもこの方針を尊重している。トランプ氏は2日、米大統領や次期大統領として台湾の蔡英文総統と電話で会談し、中国はこれに正式に抗議している。

ただ、トランプ次期米政権が台湾の独立を本気で支援するとの見方は広がっていない。
仮に、米国と台湾の国交が回復しても米国側に特別なメリットはない。台湾の主な輸入先は日本、 中国、アメリカである。日本と中国からの輸入金額は日本がやや多いが、米国と台湾の貿易量が増えることは台湾ドルの為替相場に大きな影響を与える可能性がある。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 政治から読み解く【経済と日本株】民進・金子氏 :東アジアの安全保障についてゼロから戦略を組み直すべきではないか