19日のニューヨーク市場では、一部企業の良好な四半期決算を好感して主要株価指数はしっかりとなったが、この日発表された米9月住宅着工件数は市場予想を下回り、早期利上げ観測はやや後退したことから、主要通貨に対してドルは上げ渋った。CMEのFedWatchによると、来年7月の米利上げ確率は70%をやや上回っており、来年末時点で2回以上の利上げが実施される確率は50%程度となっている。ただし、市場の利上げ期待は短期間で大きく変動する可能性があり、変動の要因を予め特定することは難しい。米国の金利見通しは不透明であり、為替や株式の相場動向については、引き続き予断を許さない状況が続くとみられる。 <MK>
情報提供元: FISCO
記事名:「 米金利見通しは短期間で大きく変動する可能性