米疾病対策センター(CDC)公表のデータと一部報道の集計によると、3月7日までの1週間におけるの新型コロナウイルス新規感染者数は8週連続で減少している。ウイルス感染の増加ペースは鈍化していることから、経済活動の拡大が改めて期待されているようだ。米労働省が5日発表した2月雇用統計では非農業部門雇用者数が予想以上に増加したが、ウイルス感染件数の減少によって3月以降も雇用市場の拡大は続くとの見方が広がっている。

 市場関係者の間からは「景気見通しの改善は好材料だが、金利上昇が米国経済に与える影響については見方が分かれている」との声が聞かれている。今月開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)の会合では、金利上昇の影響やインフレ見通しの変化などについて議論されるとみられる。
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情報提供元: FISCO
記事名:「 長期金利の上昇が米国経済に与える影響などについてFOMC会合で議論へ