米オートマチック・データ・プロセッシング(ADP)とムーディーズ・アナリティクスが2月3日に発表した1月雇用報告によると、民間部門雇用者数は前月から17.4万人増加した。増加幅は市場予想を上回った。市場関係者の間からは「新型コロナウイルスの感染流行は続いているものの、雇用市場のゆるやかな回復は続いている」との声が聞かれている。米労働省が5日に発表する1月雇用統計では、非農業部門雇用者数は小幅な増加に転じる見込みだが、ワクチン接種の拡大によって月間の雇用者数は2月以降、10万人を超えるとの見方も出ている。4-6月期における米国経済持ち直しへの期待も持続しており、目先的にドルは底堅い動きを保つ可能性がある。 <MK>
情報提供元: FISCO
記事名:「 4-6月期における米国経済持ち直しへの期待広がる