報道によると、クドロー米国家経済会議(NEC)委員長は16日、米メディアを通じて米中による第1段階の通商合意は完了し、合意を受け米国の対中輸出は倍増するとの見方を伝えた。クドローNEC委員長によると、合意文書の署名は来年1月の第1週を予定しているようだ。ムニューシン米財務長官も「第1段階合意は1月初旬に署名される」と述べている。
 第1段階の合意文書の署名を経て米中協議は新たなステージに移行することになるが、クドローNEC委員長は「第1段階の合意の成果次第」と指摘しており、知的財産権、技術移行、農産物、金融サービス、通貨、外国為替の分野での中国側の対応が注目される。ただ、一部の市場関係者は「米国の意向に沿う形で中国による迅速な構造改革が実現するかどうか、楽観視できない」、「第2段階の合意形成にはかなりの時間がかかる」と警戒している。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 米中協議、第2段階の合意形成にはかなりの時間を要する可能性