- 週間ランキング
「中期的に2%レベルのインフレ率が定着する可能性は高まっていない」との見方が改めて示された場合、早期追加利下げの思惑が広がりそうだ。市場参加者の間からは
「世界経済の成長減速のリスクを巡り、状況を慎重に見極める必要があることや貿易・通商分野における米中協議の進展を引き続き見極める必要があることから、大幅な利下げを実施することは難しい」との声が聞かれている。
今回のFOMC会合では、追加利下げに反対するメンバーが数名いると予想されており、全会一致の利下げ決定にはならないとの見方が多いようだ。ただし、FOMCが公表する経済・金利予測が前回予測から下方修正されていた場合、金利先安観は強まり、リスク回避のドル・円買いが広がる可能性があるので注意したい。
<MK>