日本時間1日夜に発表される1月米雇用統計では、非農業部門雇用者数は前月比+16.5万人程度と予想されており、雇用者増加数は12月実績の31.2万人を大幅に下回る見込み。失業率は3.9%で12月実績と同水準と予想されているが、労働参加率は12月実績の63.1%をわずかに下回る可能性がある。失業率の推移を重視する市場関係者は多くないが、3%台後半で下げ止まり、4%台に戻す可能性が浮上した場合、米金融政策に一定の影響を及ぼすとの声が聞かれている。なお、1月の平均時給の上昇率は前年比+3.2%で12月実績と同水準になると予想されているが、市場予想を下回った場合、利上げ停止の思惑はさらに強まりそうだ。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 1月米雇用統計は失業率にも注目