今回のFOMC会合では、市場参加者の全員が金融政策の現状維持を予想している。今月9日に公表されたFOMC議事要旨(12月18−19日開催分)によると、多くのメンバーが、世界経済の減速(成長鈍化のリスク)を巡って、より多くの情報を入手し、今後の情勢を見極めようとしていることが確認されている。多くのメンバーが追加利上げを急ぐ必要はないと考えていることが推察される。

 市場関係者の過半数は今回のFOMC会合で、バランスシート縮小作業を先送りすることや利上げ停止の是非について議論されると予想している。12月のFOMC会合では、米連邦準備制度理事会(FRB)の保有資産を予定より高水準に維持する案などについて議論されたもようだが、今回の会合では政策金利を現行の水準に長期間据え置くことについても議論される可能性がある。FOMC声明とパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の会見に対する市場の関心は高まっているようだ。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 FOMC声明やFRB議長の会見内容に対する市場の関心高まる