市場関係者の間では6日投開票の米中間選挙に対する関心が依然として高いようだ。米CBSニュースの世論調査によると、民主党は下院で過半数議席の218をやや上回る225議席を獲得する見通し。(CBS委託による調査で10月30日−11月3日に66の選挙区で実施)ただ、調査によると、民主党の大勝も共和党の過半数議席維持のいずれの可能性も排除できないとみられている。

 上下両院で共和党が過半数を占める現状を維持できれば、トランプ大統領の政権基盤の安定化が好感され、株高は継続するとの見方が多いようだ。民主党が下院を支配しても政権存続に変わりはなく、政策運営の不透明感が増すことを警戒して米株式市場が混乱する可能性は低いとの声が聞かれている。現時点でリスク回避のドル売りが急速に拡大する可能性は低いと予想される。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 米中間選挙への期待広がる