米連邦準備制度理事会(FRB)は13日の連邦公開市場委員会(FOMC)で、政策金利を0.25ポイント引き上げることを決定した。米経済は「力強いペースで拡大」と景気判断を上方修正し、年内の利上げは合計4回に上方修正された。失業率の低下やインフレ率の上昇が要因。

 米国債利回りは2年債が上昇したが、10年以降の債券利回りは伸び悩んでおり、中長期間などのイールドカーブは平坦化。10年債利回りはFOMCの結果判明直後に一時3.007%近辺まで上昇したが、まもなく2.965%近辺まで低下した。イールドカーブの平坦化はドル上昇を抑える一因になるとみられており、新たなドル買い材料が提供されない場合、ドル・円やユーロ・ドルはドル安方向に振れる可能性がある。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 米債イールドカーブ平坦化でドル安の可能性