中国の習国家主席は10日、中国海南省で開催中の博鰲(ボアオ)アジアフォーラムで演説し、年末までに金融セクターを一段と開放すること、自動車メーカーの外資保有上限の引き下げ、自動車輸入関税の引き下げ、知的財産権保護の強化、輸入拡大を促進する年1回のイベントを計画すること、世界貿易機関(WTO)政府調達協定への参加プロセス加速を支援すること、などを表明しました。

 中国政府が金融セクターを対外的に一段と開放することを表明したことは注目に値します。国際金融センターとしての上海の存在感はこれから格段に高まる一方、東京市場の重要性は大幅に低下する可能性があります。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 中国政府は金融セクターを対外的に一段と開放へ