米国金利の先高観は後退していないものの、月末に絡んだデュレーション調整の買いが入ったことや、米国株の大幅続落を意識した安全逃避的な買いが増えたことから、昨日2月28比の米国市場では長期債利回りは反落した。

 パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長は27日に行われた米下院での議会証言で「政策金利のさらなる漸進的な引き上げが、最大限の雇用と物価安定という当局の目標達成への最善策となる」などの見解を表明したが、市場関係者の間では「インフレ見通しのさらなる引き上げがない場合、今年4回の利上げは難しい」との見方も出ている。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 今年4回の米利上げを疑問視する声も