1月31日の欧米市場では良好な内容の米雇用関連指標を背景にドル買い・円売りが活発化した。1月の米ADP雇用統計は、前月比23.4万人増と予想を上回る伸びとなったことが好感された。また、米連邦準備制度理事会(FRB)はFOMC声明で、政策金利の据え置きを決定。ただ、物価上昇率については「今年は上昇する」と予想し、中期的に2%近辺に落ち着く見通しを示した。このため、市場ではFRBが3月のFOMC会合で利上げに踏み切るとの思惑が強まり、ドル買いの支援材料となっている。



<MK>

情報提供元: FISCO
記事名:「 米インフレ率の上昇予想でドル高の相場展開に