米税制改革の年内成立をめぐり3名の共和党上院議員が反対すると報じられたことから、市場では議会審議が難航するとの見方が浮上している。ライアン米下院議長は「トランプ大統領と、コーカー上院議員との対立が税制改革に影響を与えることはない」と述べており、「下院は感謝祭までに税制改革を承認」との見方を示したが、関係筋からは「楽観視できない状況」との声が聞かれている。税制改革法案の年内成立への懐疑的な見方が残されていることや26日の欧州中央銀行(ECB)の定例理事会を控えて、主要通貨の為替取引は動意薄の状態が続く可能性がある。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 米税制改革の先行き懸念残る