海外市場では米長期金利の上昇や米欧株高を背景にドル買い・円売り基調が加速。また、次期米連邦準備制度理事会(FRB)議長の人事をめぐり、トランプ米大統領が来年2月に退任するイエレン現FRB議長の後任として若干「タカ派」寄りの候補を選出するとの見方が広がっていることも、ドル相場の下支えしている。米税制改革法案の年内成立への期待感や年内の米追加利上げ観測も引き続きドル相場の支援材料。

 本日の東京市場はこの流れを引き継ぎ、113円台前半で強含みに推移するだろう。日経平均株価が堅調に推移した場合は113円半ばまで上伸する可能性もある。ただ、19日(米東部時間)にトランプ米大統領がイエレンFRB議長と面談するほか、22日に行われる衆議院選挙を控えて、市場の様子見姿勢も強まりつつある。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 米次期FRB議長人事を意識したドル買い継続か