米民間有力調査会社コンファレンス・ボードの8月の消費者信頼感指数は122.9と、前月の120.0(改定値)から上昇したほか、6月のS&Pコアロジック・ケース・シラー住宅価格指数(主要20都市)が前年同月比5.7%上昇となり、いずれも市場予想を上回る内容となった。これを好感し、ドルの買い戻しが強まっている。また、米株価が反発したことも、ドル相場の支援材料となった。

 市場では北朝鮮情勢の緊迫化を背景としたリスク回避姿勢が若干緩和している。北朝鮮による日本上空を通過する弾道ミサイルの発射を受けて、トランプ米大統領は声明を出し、「すべての選択肢がテーブルの上にある」と北朝鮮に対して警告。ただ、現段階では米朝間での軍事衝突は回避されるとの見方が強い。

 また、今週末に発表される米雇用統計の内容を見極めたいとの思惑も広がり、市場では様子見姿勢が強まっている。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 リスク回避の取引縮小、米主要経済指標に対する関心高まる