<3280> エストラスト  1201  +196急騰。先週末に第1四半期の決算を発表している。営業利益は13.6億円で前年同期比6.2倍と大幅増益になり、据え置きの通期計画20億円、前期比0.1%増に対して非常に高い進捗率となっている。業績の上振れ期待が先行する状況になっているもよう。分譲マンションの引き渡し戸数が大幅に増加しており、通期計画に対する契約進捗率は80.9%となっているようだ。

<9837> モリト  1490  +106大幅続伸。先週末に上半期の決算を発表、営業利益は15.7億円で前年同期比5.9%増となり、第1四半期営業減益から増益に転じる形となっている。年間配当金も従来計画の67円から69円、前期比6円増に引き上げている。Ms.IDの新規連結効果による売上増に加えて、オーガニック事業の売上総利益率改善も進んだもよう。ここまで株価は上値の重い状況が続いていたため、ポジティブな反応が優勢に。

<1419> タマホーム  3640  +210大幅続伸。先週末に25年5月期の決算を発表している。営業利益は41.1億円で前期比67.3%減となり、7月2日の業績修正に沿った形に。一方、26年5月期は93億円で同2.3倍と急回復の見通し。1月に修正した中計目標値に沿った水準であるものの、安心感が先行する状況となっているもよう。また、年間配当金は前期比1円増の196円を計画、配当性向が高水準にある中での増配計画にも評価が先行しているようだ。

<4343> イオンファン  3100  +180大幅続伸。先週末に第1四半期の決算を発表、営業利益は12.2億円で前年同期比2.5倍となっている。通期予想の73億円、前期比68.0%増は据え置いているが、順調な滑り出しとポジティブに捉えられている。プライズ部門が牽引する形で国内事業が大幅増益となったほか、不採算店舗の整理や経費削減が奏功して、中国事業の収益水準も大きく改善する形になっている。

<4577> ダイト  1140  +104急伸。先週末に25年5月期の決算を発表、営業利益は26.2億円で前期比32.7%減となり、第3四半期決算時に下方修正した水準24.5億円はやや上回る着地に。一方、26年5月期は30億円で同14.5%増と増益に転じる見通し。また、株主優待制度の導入も発表。11月末、5月末において、半年以上継続保有する100株以上の株主に対して、健康食品を割引で購入できる優待権利を贈呈する。

<6323> ローツェ  1924  -50大幅反落。先週末に第1四半期の決算を発表、営業利益は84.4億円で前年同期比3.5%減となっている。新規子会社の費用増などが減益要因となっているもようだが、据え置きの上半期計画153億円、同10.6%減と比較すると順調な進捗とも捉えられる。一方、半導体関連装置の受注高は223億円で前四半期比15%の減少となっており、ネガティブな反応へとつながっているとみられる。

<3087> ドトル日レス  2480  -98大幅続落。先週末に第1四半期の決算を発表している。営業利益は27.9億円で前年同期比6.5%減となり、据え置きの通期予想106億円、前期比10.4%増に対して、想定外の減益スタートになる形。原材料費上昇が顕著となって粗利益率が低下し、管理コストなども想定をやや上回っているもよう。順調な月次動向が続いていた中、減益決算にネガティブなインパクトが先行のようだ。

<3046> JINSHD  7930  -930急落。先週末に第3四半期決算を発表、累計営業利益は88.9億円で前年同期比75.7%
増となり、据え置きの通期計画108億円に対しても順調な進捗となった。ただ、3-5月期は50.6億円で前年同期比49.7%増と、同倍増となった上半期からは増益率が鈍化、好決算へのサプライズは限定的。上半期決算発表後に株価は水準訂正を果たしていたこともあって、短期的な出尽くし感が意識されたようだ。

<3446> ジェイテックコーポレーション  1081  -205急落。先週末に25年6月期の業績下方修正を発表。営業利益は従来予想の3.7億円から1.2億円と、一転大幅減益予想にまで引き下げた。オプティカル事業における超高精度品の製造において、想定を上回る工数を要したことでの製造遅延、ユーザーの計画変更による受注時期の遅れなどが要因となったほか、ライフサイエンス・機器開発事業も計画を下振れ。第3四半期までの状況から見ても想定外の大幅下方修正となる形に。

<7453> 良品計画  6920  -59続落。先週末に第3四半期決算を発表、累計営業益は594億円で前年同期比39.9%
増、3-5月期は233億円で同26.8%増となり、市場予想を25億円ほど上回った。海外市場が想定を上振れたとみられる。通期予想は従来の670億円から700億円に上方修正。新通期計画はコンセンサスやや未達だが、第3四半期までの状況から一段の上振れが期待できるとの見方が広がったものの、次第に利食い売りが優勢に。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 エストラスト、ジェイテックコーポレーション、JINSHDなど