- 週間ランキング
大阪比140円安の39610円。円相場は1ドル=146円60銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする形から、やや売り先行で始まることになりそうだ。米国ではハイテク株に利益確定の売りが目立つなか、ディフェンシブ株に買いが向かっている。東京市場もこの流れを引き継ぐ形が意識されやすく、相対的にTOPIX型優位の展開になりそうだ。日経225先物はナイトセッションで一時39460円まで下げており、これまで支持線として機能している25日線を割り込む場面もみられた。同線接近では押し目狙いの買いが意識されるものの、短期的には売りを仕掛けてくる動きもありそうだ。
また、参院選の結果を受けて、石破茂首相に対し、党内の反発が強まっていると報じられている。石破首相は23日にも、麻生太郎、菅義偉、岸田文雄各氏と会談する方向で調整に入ったと報じられており、政治空白リスクが警戒視されてくるようだと、下へのバイアスが強まる可能性がありそうだ。トランプ米大統領が日本からの輸入品に25%の関税を課す期限が来月1日に迫るなか、関税発動の可能性を市場は織り込みに入ってくると考えられる。
物色については米国の流れからハイテク株には利益確定の売りが入りやすいと考えられ、東エレク<8035>やアドバンテスト<6857>などの底堅さを見極めることになりそうだ。その他、AI関連など関税リスクの影響が限られるとみられる中小型株には短期筋の資金が入りやすいだろう。また、国内においても決算発表シーズンに入ることで、業績面を手掛かりとした日替わり物色に向かわせやすい。
<AK>