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大阪比145円高の28335円。円相場は1ドル108円70銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする形から自律反発が意識されやすいところである。前日までの調整で日経平均は75日線レベルまで下げており、同線を支持線にテクニカル面でもいったんは反発を意識させやすい。ただし、米国同様、バリューシフトの流れが強まるようだと、指数インパクトの大きい値がさ株などは手掛けづらくさせるため、日経平均の重しになりそうだ。そのため、シカゴ先物にサヤ寄せした後は、次第にこう着感が強まりやすく、75日線レベルでの強弱感が対立しそうである。
とはいえ、昨日は全面安商状のなかでも東エレク<8035>など半導体関連の一角が堅調となるなど、材料のある銘柄への物色はみられていた。VIX指数は続伸ながらも依然としてボトム圏での推移が続いていることからリスクオフの流れにはなりづらいだろう。昨日の大幅な下落については直近で一気にバリューシフトを強めたことによる需給面の歪みによる影響もあったと考えられる。年度末接近により積極的な参加者は限られるなか、リバランス中心の売買であり、そのなかで短期のヘッジファンドによる仕掛け的な売買に振らされた格好だろう。
物色の流れとしては米国同様、バリューシフトを意識した流れに向かいやすく、ワクチン接種による経済活動の正常化で恩恵を受けるであろう銘柄への押し目狙いのスタンス。また、ハイテク株など成長が見込まれるグロース株についても直近のバリューシフトの流れから大きく調整をみせている銘柄など、割高感が解消された銘柄については押し目狙いとなろう。
<AK>