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23150円。円相場は1ドル106円00銭辺りで推移している。
米国では半導体のエヌビィディアや電気自動車メーカーのテスラがアナリストの目標株価引き上げで堅調推移となっており、ナスダックの押し上げ役となった。この米国の流れを受けてバリュー株からグロース株に向かいやすいだろう。そのため、日経平均はこう着ながらも底堅さが意識されやすく、引き続き23000円処が支持線として意識されやすいところである。しかし、昨日の東証1部の出来高は8億株台にとどまっており、売買代金は1.5兆円程度の薄商いだった。また、米国についても商いは細っており、方向感には欠けそうである。
とはいえ、薄商いの中を先物主導で振らされやすい需給状況でもある。日経平均の5日線が23045円辺りに位置しており、この辺りに接近するようだと、23000円割れを意識した仕掛け的な流れに向かいやすいだろう。一方で、8月SQ値を上回る材料に乏しく、日中のニュースフローに振らされる展開も想定しておく必要があるだろう。米国ではバフェット氏の銀行株売り、ゴールド買いが伝わったことで、銀行株が売られる一方で、金先物相場では一時2000ドルを回復する上昇をみせていた。また、国内においても昨日は安倍首相が検査のため病院に入ったとのニュースフローが仕掛け的な売りにつながったとみられている。
個別銘柄についてもいったん動きが鈍ると資金の逃げ足は速く、より強い銘柄に資金が集中しやすい動きが目立っている。短期的な値幅取り狙いの商いも多く、押し目狙いというよりは順張りで追随する動きが中心であるため、資金の逃げ足の速さには注意しておきたい。また、NT倍率は直近で下げ止まりからやや上昇をみせてきており、本日についてもNT上昇が意識されやすいところである。
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