14日の日本株市場はこう着感の強い相場展開になりそうだ。13日の米国市場は高安まちまちだった。主要経済指標の発表が無く、明日から開催される連邦公開市場委員会(FOMC)での発表内容を見極めたいとの思惑から手控えムードとなった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比20円高の19540円、円相場は1ドル114円90銭辺りで推移している。

 FOMC待ちのなか、日経平均はもち合いレンジの上限レベルでの攻防となりそうだが、昨日の流れとしてはディフェンシブ系に向かいやすいながらも、トヨタ自<7203>が午後に入りプラス圏で推移するなど、底堅さが意識されていた。期末要因もあって上値追いは慎重だろうが、イベント通過後のもち合いレンジからの上放れは意識しておきたいところ。

 また、昨日は中小型株が軒並み値を消す展開となった。SOSEI<4565>の下げが心理的に影響したようだが、イベント通過後はインデックスに絡んだ商いが中心になるとみられ、やや資金シフトも意識しておく必要がありそうだ。もっとも、資金回転が早まっているなかでは、需給面でのシコリは残らず、出直りも早いだろう。目先は出遅れ感のある銘柄のリバウンドを意識しておきたい。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 こう着相場もイベント通過後のレンジ突破を意識