[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;31583.66;-183.16TOPIX;2246.59;-14.25


[後場寄り付き概況]
 後場の日経平均は前日比183.16円安の31583.66円と、前引け(31478.90円)から下げ幅を縮小してスタート。ランチタイム中の日経225先物は31480円-31610円のレンジで強含み。ドル・円は1ドル=146.30-40円と午前9時頃とほぼ同水準。アジア市況は上海総合指数が下落して始まった後は下げ渋り前日終値をはさんで推移している一方、香港ハンセン指数は2%を超す下げとなった後に下げ幅を縮め0.6%ほど下落している。後場の東京市場は前引けに比べやや買いが先行して始まった。日経平均は今週に入り昨日までで700円を超す下げとなったことから、下値では買いが入りやすいもよう。また、中国の景気懸念が強まる中、午前の時間帯に一時2%を超す下げとなった香港ハンセン指数が下げ渋っていることも、市場で一定の安心感となっているようだ。一方、日経平均が節目とされる32000円や、31900円近辺に位置する75日移動平均線を割り込んで推移していることから、相場は調整局面に入ったとの指摘もあるようだ。

 セクターでは、精密機器、鉄鋼、パルプ・紙が下落率上位となっている一方、ゴム製品、金属製品、不動産業が上昇率上位となっている。東証プライム市場の売買代金上位では、楽天グループ<4755>、HOYA<7741>、ニデック<6594>、三井物<8031>、第一生命HD<8750>、日産自<7201>、ルネサス<6723>、神戸鋼<5406>、丸紅<8002>、三菱重<7011>が下落。一方、パンパシHD<7532>、メルカリ<4385>、信越化<4063>、東京海上<8766>、ダイキン<6367>、東エレク<8035>、ソニーG<6758>、アステラス薬<4503>、ホンダ<7267>、NTT<9432>が上昇している。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 後場の日経平均は183円安でスタート、HOYAやニデックなどが下落