[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;24202.40;+405.66TOPIX;1824.04;+23.93

[後場の投資戦略]

 米国株の上昇や為替の円安進行で投資家のリスク選好姿勢が一段と強まり、日経平均はおよそ8カ月ぶりに年初来高値を更新した。日経レバETF<1570>の活況から追随姿勢の個人投資家が多いものとみられ、日経平均は短期的な過熱感が意識されつつも、後場も強含みで推移しそうだ。改めて環境を見回すと、自民党総裁選や日米通商協議(FFR)、日米首脳会談、米連邦公開市場委員会(FOMC)といった9月の重要イベントをとりあえず無事に通過し、買い安心感が意識されやすいところだろう。また、円安が進みながら中間期末を向かえ、決算期待を先取りする動きが出てくることも想定される。

 本日は日経平均や主力株の動きに個人投資家の関心が向かい、マザーズ指数や日経ジャスダック平均も反発しているものの、日経平均に比べ上昇率は低位となっている。しかし、マザーズ指数は1月高値(1367.86pt)からなお2割以上低い位置にあり、日経平均の高値更新で出遅れ感が一段と意識されやすくなる。大型株物色一巡後に想定される中小型株見直しも見据えておきたい。
(小林大純)


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情報提供元: FISCO
記事名:「 8カ月ぶり高値更新で追随の動きも