[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;22697.08;-10.30TOPIX;1720.97;+0.66

[後場の投資戦略]

 連休明けとなる今晩の米国市場の動向が注目されるほか、非常に強い台風21号が昼ごろにも近畿・四国地方に上陸する見込みであることも売買の手控え要因となっており、後場の日経平均は方向感に乏しい展開が続きそうだ。また今週のスケジュールを見ると、4日に米8月サプライマネジメント協会(ISM)製造業景況感指数、6日に米8月ADP雇用統計、7日に米8月雇用統計といった重要な米経済指標の発表が控えている。さらに米国では対中制裁の第3弾となる2000億ドル分の中国製品を対象とした関税に関する意見募集が6日までとなっており、直後にも関税発動が発表されるとの見方があって警戒ムードが広がりやすいだろう。

 ただ、前日に軟調ぶりが注目されたマザーズ指数は本日、反発しており、個人投資家の物色意欲の根強さが窺える。こちらも節目として意識される75日移動平均線水準に迫り、売り買いが交錯しやすいだろうが、なお出遅れ感の強いSOSEI<4565>、個別材料のあったサインポスト<3996>などを中心に積極的な買いが向かいそうだ。
(小林大純)


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情報提供元: FISCO
記事名:「 方向感に乏しい展開だが中小型株の一角には買い