[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;21200.77;-187.81TOPIX;1699.88;-8.90

[後場の投資戦略]

 日経平均はギャップ・ダウンからのスタートとなり、あっさり200日線のほか5日線を割り込んでいる。一方で52週線では踏ん張りをみせており、売り込みづらくさせている。新年度入りに伴う需給改善への期待のほか、日銀のETF買い入れへの思惑等から押し目買い意欲の強さがうかがえる。ただし、5日線に上値を抑えられる状況となると、ETF買い入れへの効果も限られる格好となり、短期筋の売り仕掛け的な動きには注意する必要がありそうだ。

 物色はリスク回避の流れから中小型株や内需・ディフェンシブ銘柄を選好する流れが続きそうである。特にIPO銘柄への物色は活発であり、資金回転も効いているため、調整局面での押し目買い意欲は相当強いだろう。マザーズ市場ではSOU<9270>がストップ高となっているほか、RPA<6572>は最高値を更新している。IPO銘柄の好循環が広がりをみせよう。
(村瀬智一)


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情報提供元: FISCO
記事名:「 中小型株や内需・ディフェンシブ銘柄を選好する流れ