[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;19325.87;-59.94TOPIX;1587.51;-3.20

[後場の投資戦略]

 売り一巡後は下げ渋る動きをみせているが、地政学リスクへの警戒から積極的な押し目買いはみられず、自律反発の域にも達していない状況である。北朝鮮については、9月9日の建国記念日や10月10日の朝鮮労働党創建記念日に合わせ「大陸間弾道ミサイル(ICBM)を通常角度で発射する可能性がある」と伝えられている。日本上空を通過する形でミサイルを発射する恐れや、さらにこれが常態化する可能性も警戒されている。

 後場は日銀のETF買い入れへの思惑から下げ渋る可能性が高そうだが、戻りの鈍さから中小型株などには強制ロスカットによる需給整理が強まる可能性もあり、押し目拾いの動きも限られそうである。物色としては石川製<6208>が本日も大きく上昇するなど、防衛関連に短期筋の値幅取り狙いの資金が集中している。目先は割り切りスタンスが続きそうである。
(村瀬智一)


<AK>

情報提供元: FISCO
記事名:「 目先は割り切りスタンスが続きそう