[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;19717.56;+30.72TOPIX;1573.64;+4.22

[後場の投資戦略]

 日経平均は5日線を挟んでのこう着をみせているが、海外勢のフローが限られるなかでは、底堅さが意識される。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、信越化<4063>、京セラ<6971>が堅調。一方で、ソフトバンクG<9984>が弱い値動きとなり、上値の重しになっている。米国、英国、中国が休場となるなか、後場もこう着感の強い相場展開が続きそうである。

 その中で、個人主体の資金は中小型株へのシフトが続いており、業績やテーマ株物色が活発である。決算以降、強いトレンドが続いている銘柄もあり、短期的な過熱感も警戒されやすい。良好な需給状況のなかで弱気になる必要はないものの、資金の逃げ足の速さが強まりやすく、やや慎重姿勢が必要といったところ。相対的に出遅れている銘柄やテーマ株での水準訂正を狙った流れが意識されてきそうだ。
(村瀬智一)


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情報提供元: FISCO
記事名:「 個人主体の資金は中小型株へのシフトが続く