[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;38472.25;-16.09TOPIX;2786.13;-5.95


[寄り付き概況]

 20日の日経平均は16.09円安の38472.25円と続落して取引を開始した。前日19日の米国株式市場は休場。欧州主要市場は、英FTSETM100が0.58%安、独DAXが1.12%
安、仏CAC40が1.34%安。

 今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の米株式市場が休場で手掛かり材料に乏しい中、欧州市場で主要株価指数が下落したことが東京市場の株価の重しとなった。また、中東情勢の緊迫化が引き続き懸念材料となり、積極的な買いを見送る向きもあった。さらに、昨日の日経平均が安値引けとなったことからやや慎重姿勢が台頭する中、今日は週末ということもあり、ひとまず利益確定売りを優先させる投資家が増えそうだとの見方もあった。一方、外為市場で1ドル=145円20銭台と、引き続き円安・ドル高水準で落ち着いた動きとなっていることが株式市場で安心感となった。また、昨日の日経平均が400円近く下落したことから、押し目待ちや自律反発狙いの買いが入りやすかったが、寄付き段階では売りが優勢だった。なお、取引開始前に発表された5月の全国消費者物価指数(CPI)は、生鮮食品を除く総合指数が前年同月比3.7%上昇した。QUICKがまとめた市場予想の中央値は同3.6%上昇だった。今日は、伊澤タオル<365a>が東証スタンダードに上場した。

 セクター別では、その他製品、不動産業、水産・農林業、保険業、非鉄金属などが値下がり率上位、パルプ・紙、海運業、倉庫運輸関連、その他金融業、証券商品先物などが値上がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、任天堂<7974>、セガサミーHD<6460>、OLC<4661>、IHI<7013>、三井住友トラ<8309>、富士通<6702>、川崎重<7012>、トレンド<4704>、フジクラ<5803>、NTT<9432>、三菱重
<7011>、第一三共<4568>、日本製鉄<5401>などが下落。他方、富士フイルム<4901>、アドバンテスト<6857>、7&iHD<3382>、郵船<9101>、川崎船<9107>、さくら<3778>、ルネサス<6723>、東エレク<8035>、ソシオネクスト<6526>、ディスコ<6146>、サンリオ<8136>などが上昇している。
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情報提供元: FISCO
記事名:「 日経平均は16円安でスタート、任天堂やIHIなどが下落