[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;27167.14;+165.16TOPIX;1907.08;+11.15


[寄り付き概況]

 1日の日経平均は165.16円高の27167.14円と3日続伸して取引を開始した。前日1月31日の米国株式市場は続伸。ダウ平均は406.39ドル高の35131.86ドル、ナスダック469.31ポイント高の14239.88で取引を終了した。1月シカゴ購買部協会景気指数が予想外に上昇し、寄り付き後、上昇。ハイテクやエネルギー関連株の上昇がけん引したほか、ボーイングの上昇も手伝い、終日堅調に推移した。

 今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が上昇したことが東京市場の株価を支え、特に、ナスダック総合指数の上昇率が3%超、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が5%超の大幅高となったことが、東京市場のハイテク株や半導体関連株の買い手掛かり要因となった。一方、米金融政策を巡る不透明感や、緊張が続くウクライナ情勢、国内での新型コロナ感染拡大など懸念材料が多く、株価の重しとなった。

 また、昨日までの2営業日で日経平均が800円を超す上げとなったことから戻り待ちの売りも出やすかったが、寄り付き段階では買いが優勢だった。なお、取引開始前に発表された12月の完全失業率(季節調整値)は2.7%となり前月比0.1ポイント低下した。QUICKがまとめた市場予想の中央値は2.8%だった。また、12月の有効求人倍率
(季節調整値)は1.16倍で前月から0.01ポイント上昇した。QUICKがまとめた市場予想の中央値は1.16倍だった。

 セクター別では、海運業、その他製品、電気機器、精密機器、金属製品などが値上がり率上位、鉱業、不動産業、石油石炭製品、保険業、パルプ・紙などが値下がり率上位に並んでいる。東証1部の売買代金上位では、ソフトバンクG<9984>、レーザーテック<6920>、東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>、ルネサス<6723>、ディスコ<6146>、信越化<4063>、キーエンス<6861>、日本郵船<9101>、商船三井<9104>、日本電産
<6594>、HOYA<7741>、オムロン<6645>、エムスリー<2413>などが上昇。

 他方、ファーストリテ<9983>、KDDI<9433>、OLC<4661>、INPEX<1605>、ENEOS<5020>、住友商事<8053>、富士通<6702>、京セラ<6971>、コマツ<6301>、第一生命HD<8750>、第一三共<4568>などが下落している。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 日経平均は165円高でスタート、ソフトバンクGやレーザーテックなどが上昇