[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;22482.51;+73.63TOPIX;1777.22;+4.31


[寄り付き概況]

 10日の日経平均は前日比73.63円高の22482.51円と反発して始まった。9日のシカゴ日経225先物は大証比65円高の22485円で引けており、概ね同水準でのスタートとなった。9日の米株式市場では米国政府によるイラン核合意離脱の動きで始まった原油高を好感して石油・資源株が買われ、原油高で長期金利が上昇したことが好感されて金融株が高くなり、ハイテク株への物色も強まるなど、堅調な地合いだった。米10年債利回りの3%台復帰と米株高によるリスク選好でドル円相場も110円台を視野に入れつつある。こうした流れを受けて、本日の日本株市場は前日の米株式市場と同様の物色の流れで堅調な地合いとなっている。

 セクターでは、鉱業、石油、輸送機器が堅調な一方、空運、パルプ、ガスが軟調な状況にある。指数インパクトの大きいところでは、テルモ<4543>、KDDI<9433>、ファーストリテ<9983>がけん引役となる一方、トレンドマイクロ<4704>、ファナック<6954>、ソフトバンクG<9984>が重石となっている。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 日経平均は73円高でスタート、ファーストリテやKDDIがけん引