日経平均は反落でスタート、円高進行を嫌気、自動車株が売られる流れ

[日経平均株価・TOPIX（表）]

日経平均;20315.34;-47.77TOPIX;1672.31;-3.86

[寄り付き概況]

　29日の日経平均は反落でスタートした。前日の米国市場では、税制改革案を受けた株価上昇が一服し、その実現性や影響を見極めたいとの思惑から上値の重い展開となった。堅調な経済指標が確認されたものの、相場への影響は限定的であった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比60円安の20330円となり、為替相場は1ドル112円50銭台と前日比円高方向に振れて推移している。これらを受けて、本日の日経平均は売り先行となった。円高進行を嫌気して、自動車株中心に売られる流れに。

　セクターでは、石油石炭製品、海運業、輸送用機器、鉱業などが下落。売買代金上位では、日本郵政<6178>、リクルートHD<6098>、三菱UFJ<8306>、ソフトバンクG<9984>、トヨタ自<7203>、ファーストリテ<9983>、みずほ<8411>、ニトリHD<9843>、昭和電工<4004>が下落。一方で、ファナック<6954>、東京エレクトロン<8035>、ソニー<6758>、アルプス電<
6770>、武田薬<4502>、小野薬<4528>、キーエンス<6861>、コーセー<4922>は上昇している。


＜DM＞