[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;19319.11;-130.79TOPIX;1589.29;-10.83


[寄り付き概況]

 29日の日経平均は続落でスタートした。前日の米国市場では、ハリケーン「ハービー」がもたらした大洪水が経済に与えた影響を見極めたいとの思惑から、S&P500指数やダウは寄付後に下落に転じた。被災地であるテキサス州ヒューストン付近に集中する石油精製施設が操業を停止し、原油相場が下落する一方で、ハイテク株や医薬品セクターの大型買収を好感した買いが入り、小動きとなった。日本時間の朝6時過ぎに北朝鮮が大陸弾道ミサイルを複数発射したことなどにより、ドル円が4月18日以来となる108円34銭まで下落する場面がみられた。これを受けて本日の日経平均は売り先行となった。石川製作所<6208>など防衛関連の物色が目立っている。

 セクターでは、保険業、証券・商品先物取引業、銀行業、パルプ・紙などが下落。売買代金上位では、任天堂<7974>、三菱UFJ<8306>、ソフトバンクG<9984>、三井住友<8316>、みずほ<8411>、ファーストリテ<9983>、KLab<3656>、第一生命HD<8750>が下落。一方で、三菱ケミHD<4188>は上昇している。

(アナリスト 雲宮祥士)


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情報提供元: FISCO
記事名:「 日経平均は続落でスタート、防衛関連の物色が目立つ