[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;19928.96;-67.05TOPIX;1630.15;-5.17

[寄り付き概況]

 8日の日経平均は続落でスタートした。前日の米国市場では、主要小売決算が好感されたほか、ハイテク大手を中心に上昇する場面がみられた。しかし、トランプ大統領が核交渉を拒否した北朝鮮に対して厳しい姿勢を示したことから地政学リスクへの警戒感が高まり、引けにかけて弱含む展開となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比45円安の19935円。為替相場は1ドル110円台10銭台と前日から円高方向に振れて推移している。これらを受けて、本日の日経平均は225先物にサヤ寄せする格好から売り先行となった。円高進行や地政学リスクの高まりが投資家心理を悪化させ、直後に下げ幅は100円を超えた。

 セクターでは、倉庫・運輸関連業、精密機器、金属製品、化学、鉱業が下落。売買代金上位では、任天堂<7974>、ルック<8029>、SUMCO<3436>、トヨタ自<7203>、ソフトバンクG<9984>、信越化学<4063>、IHI<7013>がさえない。一方で、東芝<6502>、KLab<
3656>、住友鉱山<5713>、ヤマハ発動機<7272>、ステラケミファ<4109>、ダイフク<6383>は上昇している。

(アナリスト 雲宮祥士)



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情報提供元: FISCO
記事名:「 日経平均は続落でスタート、直後に下げ幅100円超え、円高や地政学リスク嫌気