[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;19753.46;-130.44TOPIX;1572.11;-8.60


[寄り付き概況]

 15日の日経平均は大幅続落でスタート。12日の米国市場では、主要小売決算が嫌気され、売りが先行。4月小売売上高が予想を下振れたほか、4月消費者物価指数が前年同月比で伸び悩んだことで米景気鈍化の懸念が拡大した。先週末12日のシカゴ日経225先物清算値は大阪比65円安の19815円、円相場は1ドル113円80銭台で推移している。これらを受けて、寄付で100円超下げる展開に。世界各国で起きる過去最大規模のサイバー攻撃や再び北朝鮮による弾道ミサイル発射などにより、投資家心理が悪化する格好となっている。

 セクターでは、不動産業、パルプ紙、サービス業、ゴム製品、建設業が堅調。売買代金上位では、12日発表の前期決算内容及び今期計画共に市場予想を上回る結果となった日立<6501>のほか、東芝<6502>、KLab<3656>、SUMCO<3436>、スズキ<7269>、リクルート<6098>、三井不<8801>が堅調。また、先週末に日本郵政<6178>による買収検討報道のあった野村不HD<3231>は、ストップ高買い気配となっている。一方で、ソフトバンクG<9984>、ファーストリテ<9983>、ファナック<6954>、トヨタ自<7203>はさえない。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 日経平均は大幅続落でスタート、野村不HDはストップ高買い気配