[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;19438.81;+199.83TOPIX;1554.05;+14.93

[寄り付き概況]

 日経平均は大幅反発してスタートした。14日の米国市場では、NYダウが92ドル高となるなど主要株価指数が連日で最高値を更新した。注目されたイエレン米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言では、「利上げを過剰に長く待つことは賢明ではない」ともう一段の利上げの必要があるとの見解が示された。利上げ観測の拡大を受けて米国債利回りは上昇し、金融株が買われたほか、円相場も一時1ドル=114円台半ばまで下落した。本日の東京市場ではこうした流れを受けて買いが先行し、日経平均は前日の下落分を埋める格好となっている。

 売買代金上位では、三菱UFJ<8306>、みずほ<8411>、三井住友<8316>といったメガバンク株が買われているほか、東京海上<8766>、第一生命HD<8750>など保険株も高い。なお、保険各社は前日に決算発表している。ソフトバンクG<9984>、トヨタ自<7203>、任天堂<7974>などはしっかり。前日ストップ高のアルバック<6728>は続伸。電通<4324>は決算を受けて急伸している。一方、昨晩記者会見を行った東芝<6502>は大幅続落。決算を受けてポーラオルHD<4927>やシマノ<7309>も大きく売られている。その他、楽天<4755>が軟調でNTT<9432>、ブリヂス<5108>は小安い。

 セクターでは、保険業、銀行業、証券が上昇率上位。反面、ゴム製品のみマイナスとなっている。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 日経平均は199円高でスタート、米利上げ観測の拡大を受けて大幅高