中東情勢の緊迫化を背景にしたリスク回避の動きが継続へ
FISCO 2026年09月10日 08:25:00
*08:25JST 中東情勢の緊迫化を背景にしたリスク回避の動きが継続へ
[本日の想定レンジ]
9日のNYダウは405.41ドル安の52380.66ドル、ナスダック総合指数は168.07pt安の26253.34pt、シカゴ日経225先物は大阪日中比1085円安の64175円だった。本日は、米国とイランの戦闘激化を背景に原油価格が上伸したことや長期金利の上昇が嫌気され下落した前日の米国市場の流れが波及し、売り先行で始まることが想定される。9日の東京市場は、中東情勢の悪化を受けた原油高や円高傾向を嫌気し、日経平均は続落した。ローソク足は、上ヒゲを伸ばして小陽線を描き、上値の重さを確認する形となった。米軍は8日、イランの石油輸出拠点のカーグ島周辺やオマーン湾で原油タンカーを攻撃したと発表。これに対し、イランの革命防衛隊はペルシャ湾でタンカーなどを攻撃したと主張するなど米国とイランの攻撃応酬再燃が重しとなり、9日の米国市場では、中東情勢の先行き懸念から原油価格が上伸し、長期金利も上昇基調にあり、投資家心理を圧迫。主要株価指数は下落した。一方、個人向けの人工知能(AI)エージェントの新サービスを発表したメタ・プラットフォームズが6%超上昇するなど、AI関連株の一角が買われ、SOX指数は続伸した。ナイトセッションの日経225先物は64360円で終了し、前日の大阪日中取引の終値に比べ900円下落しており、本日の東京市場は、中東リスクを背景にリスク回避の動きが強まりそうだ。ただ、中東懸念から原油高が進んでいるため、石油関連株や米半導体株の一角が上昇したこともあり、AI関連株の一角にも買いが入ることが想定されよう。しかし、日米中央銀行の金融政策決定会合を来週に控えるなか、長期金利や為替の先行きが不透明なだけに、投資マインドが大きく改善する可能性は少ないと思われる。米国株も10日発表の卸売物価指数(PPI)や11日の消費者物価指数(CPI)の内容を確認するまでは、不安定な値動きを強いられそうで、日本株にも同様の動きになることが見込まれる。目先は下値模索の展開となるかもしれない。上値のめどは、心理的な節目の66000円や75日移動平均線の66823円、心理的な節目の67000円、68000円。下値のめどは、9月3日安値の63772円や心理的な節目の63000円、62000円、61000円などが挙げられる。
[予想レンジ]
上限65000円-下限64000円
<SK>
[本日の想定レンジ]
9日のNYダウは405.41ドル安の52380.66ドル、ナスダック総合指数は168.07pt安の26253.34pt、シカゴ日経225先物は大阪日中比1085円安の64175円だった。本日は、米国とイランの戦闘激化を背景に原油価格が上伸したことや長期金利の上昇が嫌気され下落した前日の米国市場の流れが波及し、売り先行で始まることが想定される。9日の東京市場は、中東情勢の悪化を受けた原油高や円高傾向を嫌気し、日経平均は続落した。ローソク足は、上ヒゲを伸ばして小陽線を描き、上値の重さを確認する形となった。米軍は8日、イランの石油輸出拠点のカーグ島周辺やオマーン湾で原油タンカーを攻撃したと発表。これに対し、イランの革命防衛隊はペルシャ湾でタンカーなどを攻撃したと主張するなど米国とイランの攻撃応酬再燃が重しとなり、9日の米国市場では、中東情勢の先行き懸念から原油価格が上伸し、長期金利も上昇基調にあり、投資家心理を圧迫。主要株価指数は下落した。一方、個人向けの人工知能(AI)エージェントの新サービスを発表したメタ・プラットフォームズが6%超上昇するなど、AI関連株の一角が買われ、SOX指数は続伸した。ナイトセッションの日経225先物は64360円で終了し、前日の大阪日中取引の終値に比べ900円下落しており、本日の東京市場は、中東リスクを背景にリスク回避の動きが強まりそうだ。ただ、中東懸念から原油高が進んでいるため、石油関連株や米半導体株の一角が上昇したこともあり、AI関連株の一角にも買いが入ることが想定されよう。しかし、日米中央銀行の金融政策決定会合を来週に控えるなか、長期金利や為替の先行きが不透明なだけに、投資マインドが大きく改善する可能性は少ないと思われる。米国株も10日発表の卸売物価指数(PPI)や11日の消費者物価指数(CPI)の内容を確認するまでは、不安定な値動きを強いられそうで、日本株にも同様の動きになることが見込まれる。目先は下値模索の展開となるかもしれない。上値のめどは、心理的な節目の66000円や75日移動平均線の66823円、心理的な節目の67000円、68000円。下値のめどは、9月3日安値の63772円や心理的な節目の63000円、62000円、61000円などが挙げられる。
[予想レンジ]
上限65000円-下限64000円
<SK>
情報提供元: FISCO
記事名:「 中東情勢の緊迫化を背景にしたリスク回避の動きが継続へ 」