[本日の想定レンジ]

3日は米NYダウが4.74ドル高の24819.78、ナスダック総合指数が120.13pt安の7333.02、シカゴ日経225先物が大阪日中比105円高の20465円。本日の日経平均は不安定な動きが予想される。昨日は下降中の5日移動平均線や25日線を下放れて下落。25日線と75日線はでデッドクロスを形成し、売り圧力の強まりを示した。昨日は2月8日ザラ場安値を一時下回っており、下落リスクが継続しよう。ただ、25日線との乖離率は4.59%に拡大して売られ過ぎ圏入りを示す5%に接近。押し目買いや買い戻しを誘いやすい水準にあり、大勢弱気の中の自律反発のメドとして昨日空けたマドの上端に相当する20581.58円が意識されよう。日足の一目均衡表では、基準線と転換線が揃って下降し、三役逆転後の売り手優位の形勢が一段と鮮明になっている。ボリンジャーバンドでは昨日、ザラ場で-2σを下回る場面があった。各バンドの間隔が徐々に広がっており、株価の振れ幅が大きくなりやすい点に留意したい。

[予想レンジ]
上限20600円−下限20250円

<SK>

情報提供元: FISCO
記事名:「 2月安値割れで下落リスク継続も