[本日の想定レンジ]

22日は、米NYダウが178.88ドル安の24834.41、ナスダック総合指数が15.58pt安の7378.46、シカゴ日経225先物が大証比25円安の22935円といずれも下げた。日経平均は25日線や200日線が上向きを保ち、上昇トレンドの継続を示している。しかし、22日は節目の23000円を維持できずに下げているため、23000円前後での売り物の消化にある程度の日数が必要とみられる。23日も米株安になびいて売りが先行し、日経平均は5日線を割り込む展開が予想される。5日線の上昇が緩やかになっていることも短期的なスピード調整を示唆している。一目均衡表では、転換線が上向きを維持する一方、基準線は横ばいとなっており、こちらも上昇一服を示唆。ボリンジャーバンドでは、日々線が+1σから+2σのレンジ内で推移してきたが、23日はレンジ下限の+1σ割れの可能性が出てきた。終値で+1σを下回ると上昇一服感が強まり、当面は値固めの局面に入ることになろう。

[予想レンジ]
上限 23000円−下限 22750円

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情報提供元: FISCO
記事名:「 上昇トレンド中のスピード調整、売り物消化に日数必要か