[本日の想定レンジ]
 26日のNY市場は下落。年末で閑散取引となる中、携帯端末のアップル(AAPL)を中心にハイテク株に売りが先行。利益確定や持ち高調整の売りも広がり、軟調推移となった。ダウ平均は7.85ドル安の24746.21、ナスダックは23.71ポイント安の6936.25。シカゴ日経225先物清算値は大阪比20円高の22870円。
 米ハイテク株下落の影響から売りが先行しようが、昨日の段階で織り込まれており、売り一巡後の底堅さが意識されよう。昨日は引き続き日中値幅が80円弱と狭いレンジ内での推移が続いており、5日線を挟んでのこう着となった。ボリンジャーバンドでは+1σを挟んでのこう着が続いており、トレンドに変化はない。バンドは緩やかに上昇しているが、ほぼ横ばい推移となっており、トレンドが出難い状況でもある。
 一目均衡表では、引き続き転換線が支持先として機能しているほか、遅行スパンは上方シグナルが継続している。MACDはシグナルとの乖離は小さいものの、横ばい推移で陰転シグナルが継続している。週間形状ではこう着ながらも、もち合いレンジの上限で推移している形状であり、13週線を支持線とした下値切り上げのトレンドは継続。週足のボリンジャーバンドでは、+1σが支持線として機能しており、バンドが拡大する中で、+2σは23760円辺りまで上昇。トレンドが出るとすれば、もち合いレンジを上放れる格好だろう。22850-23000円のレンジを想定。

[予想レンジ]

上限 23000円−下限 22850円



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情報提供元: FISCO
記事名:「 米ハイテク株下落は想定内