[本日の想定レンジ]
31日のNY市場は上昇。週間新規失業保険申請件数が予想より減少したほか、7月個人所得・支出が前月から改善したことが好感された。また、ムニューチン財務長官が税制改革法案の詳細を数週間以内に明らかにし、年内の法案成立に自信を示したことが材料視され、終日堅調推移となった。ダウ平均は55.67ドル高の21948.10、ナスダックは60.35ポイント高の6428.66。シカゴ日経225先物清算値は大阪比15円安の19675円。
 昨日は終値ベースで10営業日ぶりに19600円を回復して取引を終えた。マドを空けての上昇で19500円を回復し、その後もじり高基調が続いており、上値抵抗の25日線に接近してきている。足元でもち合いが続いていたが、このレンジ(19300-19550円)を超えてきため、今後は19550円処が支持線として意識されよう。
 ボリンジャーバンドでは-1σと中心値(25日)に移行してきており、目先的にはいったん達成感が意識されてくるが、シグナルは徐々に好転してくる。パラボリックはSAR値にタッチしたことから、陽転シグナルを発生している。一目均衡表では下方シグナルが継続しているが、転換線を支持線に変え、基準線を捉えてきている。MACDはシグナルとのクロスにより、陽転シグナルを発生させており、これまでのレンジ上限を支持線として固めつつ、もう一段のリバウンドを試す展開が期待される。19550-19750円のレンジを想定。

[予想レンジ]

上限 19750円−下限 19550円



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情報提供元: FISCO
記事名:「 いったん達成感を意識も、シグナルは徐々に好転